3/29(金) 浅草でイタイ目に・・・編



この日は朝からあいにくの雨。

友人Tが、浅草まで徒歩で行ける距離なので行ってみようと言い出したので付いていくことに。

本音を言えば昨日までの疲れ(前日は関東に就職した友人と飲んだ)もあるし、

外は雨だし、午前中はホテルにいたい気分。

この日は新潟から上京し夕方には東京につくであろうセン凪さんと南千住駅で落ち合い、

その後夕食でも一緒に食べに行こうと思っていたので、

友人Tに早めに帰るから、と告げる。

でも学会も終わったし、まあ徒歩で行けるほど近いなら、と思い朝っぱらから

そそくさと出かけることになった。

これがあの大失敗に繋がるとは俺も友人Tも予想だにしていなかった・・・・・

ホテルから出るとき、おじさんに浅草に行くと告げたら

「途中気を付けなさいよ、吉原とかあるからね〜」と言われる。

吉原なんて炎上した映画の中でしか知らないよ!!

こんな朝っぱらからポン引きはいないだろうと思いつつ進んでいると、

いかがわしい店が並んでいる区画に入り込み、

パンチパーマにグラサンといったいかにも



人身売買やってます



という感じの恐そうなおっさん(朝からポン引き、まさかいるとは)から



「高校生でもいいよ〜サービスしておくよ〜」



とか声をかけられて恐かった。

それ以前に高校生じゃないんだけど・・・・・

前もってホテルのおじさんから聞いていたのがよかった。

地元の人間っぽく無言・早足で通り過ぎる。

その区画から歩いて50mも行かないうちに幼稚園があったのには驚いた。

さて少々迷ったりもしたが、浅草寺に到着。

まっとうな観光客らしくお参りをしたり、おみくじでをひいたりして過ごす。

あのおみくじ、ボロクソに書いてあったな・・・・・。



商売・上手くいかない

旅行・やめておいた方がいい

待ち人・来ない

失せ物・見つからない

恋愛・あきらめろ

やっぱりホテルでおとなしくしておけばよかったかな・・・・・。

このあと、雷門をバックに写真を撮ってあげたり(やはり拳を天に向かって振り上げる友人T)

煎餅や人形焼きを食べ歩いたりし、露店が並ぶ界隈を抜ける。

横断歩道の信号待ちをしている中、ふと気がつくと(ここ重要!)友人Tが

手ぬぐいを頭に巻き、股引に足袋を掃き、

浅草ガイドマップを広げた弁舌鮮やかな兄ちゃん(かなりイケてる)


しきりに話しかけられいる。



兄ちゃん「下町を案内うんたらかんたら・・・・」

友人T「はぁ・・・・・」

兄ちゃん「いろいろな名所がうんたらかんたら」

友人T「はぁ・・・・・」

でんでろ「・・・・・・・・・・?????(誰だろ?この兄ちゃん?)」

兄ちゃん「余計な料金はいっさい取りません」

でんでろ「!!!!??」





この兄ちゃん、実は人力車を引く人なのだ!!!



友人Tは人力車に乗らないかとしきりに勧められているのだ!!





兄ちゃん「お二人でしたら・・・・・」

俺も頭数に入っているのかよ!!





いやだ!!正直乗りたくない!!他の観光客のさらし者になるのは勘弁!!

慣れない土地で口車にホイホイ引っかかってしまうのもかっこわるい!!

さらに驚いたことは料金で





兄ちゃん「お二人で15000円になっております」





いちまんごせんえ〜ん!?





ところがこの兄ちゃんが5分近く粘られて流されてしまった友人Tが乗ろうと言い出した。

あんまり人も物事も悪く言うことは、ましてや心の中で思うのも好きじゃないが、

この時ばかりは友人Tに言いたかった。

バカじゃねーの!!??

二人で15000円なら一人あたり7500円!?

俺らがハウステンボスで一日バイトしてもらえる給料が5640円。

ケチ臭いと思われても仕方ないが、そんな無計画に使っては、一週間も滞在できねぇよ!!

友人Tはどうか知らないが、俺はバイトした金オンリーで東京に滞在しているんだ、

一人で乗れ、と言いたかったが、一人で乗るなら9000円とさらに割高なのだ。

そのせいで、結局俺も乗るハメに。ごちゃごちゃ愚痴ってしまったが要するに、

俺は人力車兄ちゃんと友人Tという二人のイマジネーターに勝てなかったよ・・・・・。

いろいろ案内してもらったし、写真も撮ってもらったが、

何となく思い出したくないので、人力車はこれでおしまい。

セン凪さん、おにぎりさん、メールの返信が不自然なくらい遅れていたのは

人力車に乗っていたからなんですよ(泣)

さて人力車でそこら辺を巡った後、料金を払うとき、

「ご利用していただきましたお客様に差し上げております」

と絵はがきと携帯ストラップを渡す。

悔しいんで付け替えましたよ7500円の携帯ストラップ。

さっき弟に笑われたよ。



弟「お!?携帯ストラップ変えたの?東京土産? ”根性”とか書いてないだろうな?」

弟は根性とか男気とかそういう力強い漢字が大好きなのだ。

しかしまさか「人力車 えびす屋」力強すぎるものがが書いてあるとは思わなかったらしい。

ゲラゲラ笑われた。

さてこの後、何となくしょんぼりムードでうどんを食べ、

せめてこの気分を悟られまいと、おにぎりさんとセン凪さんに

「うどん美味しいです♪」

などと返信する。

ちなみに友人T、人力車から降りた直後は、



「楽しんでた!?でんでろほとんど喋んなかったじゃん!
せっかく滅多にできない経験ができたんだから」




などと言っていたが、

ホテルに帰ってから









「・・・・・・・・7500円は高かったよね・・・・・・・・・」







としょんぼりしていた。(ちょっと笑)

浅草を後にしたあと、秋葉原に向かい、そこら辺を歩いたあと

喫茶店に入り、到着時刻などの打ち合わせをセン凪さんと行い、

一足先に南千住に戻ることにする。

なんかこの旅行記ってこの日で終わらせたらすごく痛いよね・・・・。

つづく・・・・


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